中国のメーカーsoomloomの格安、軽量でコスパ抜群なキャンプ用品について徹底調査!一体どんなブランドなの?
移転しました。
最近だとAmazonなどのネットショッピングなどの台頭で、中国製のキャンプ用品を目にしたり、購入する機会も増えている方も多いのではないでしょうか。
コスパがよく、手に入れやすいものが多いため、気軽にキャンプを始められる理由にもなっています。
実際、学生でお金がない筆者も中国製のギアは大好きなんですが、キャンプ用品が安いのには何かしらの理由があるはずです。
キャンプで必要なものを全て揃えるにはお金がかかりますが、安いものを買って失敗はしたくないですよね。できればレビュー欄などを見てじっくり選びたいものです。
そんな中国製のキャンプ用品でも、Amazonなどでの買い物中に見かけることが多いsoomloomのテントや軽量で使いやすい格安キャンプ用品についてまとめてみました!
筆者は中国製のキャンプギアも結構使っています
最近のキャンプブームやゆるキャン△などのアニメの影響で、新たにキャンプを始めてみたい、と考えている方も多いのではないでしょうか?
そして、いざやってみると必要なものがかなり多く、お金がかかるので大変…と思う方も多いと思います。
しかし、soomloomなどをはじめ、中国製のギアならキャンプを気軽に楽しむのに十分なギアを、安くで入手することができてしまいます。
まだキャンプに熱中するかわからない方もそこまでお金をかけずに1度挑戦してみることもできます。
実際のところ筆者もキャンプ入門したての頃、テントから寝袋、テーブルやシングルバーナーなどまでを中国製のギアや百均で集めていました。
筆者のキャンプへのハードルを中国製のギアが、かなり下げてくれたことをよく覚えています。
また筆者のようにほとんど全てのキャンプ用品を中国の製品で集めなくても、ポールやペグなど目立たないところだけを安いギアで揃えたり、
新たにソロでキャンプを始めるときに、ソロ用の道具だけを中国製のもので集めてみるのもおすすめです。
Amazonでよく見るsoomloomってどんなブランド?
soomloomは中国広東省に2012年ぐらいにできたブランドで、日本だと埼玉県のさいたま市に販売代理店があります。販売代理店が日本にあるため、割と返品や交換対応がしっかりしてるとの声も多いメーカーです。
この"soomloom"の名前の読み方がよく分からない方も多いと思います。…
筆者も何度も読み方を調べてみたのですが、いまだに分からないです🙏
とりあえず筆者は「スームルーム」って呼ぶことにしています。
soomloomのキャンプ用品は性能はそこまでですが、キャンプを気軽に楽しむのには十分な機能性、そしてAmazonなどで他のありふれた中国製のギアよりも軽量性や価格の安さなどで優れたものも多いのが特徴です。
筆者もよくお世話になっている、中国のアウトドアブランドのNatureHikeのキャンプ用品が「高性能中価格」なのに対して、soomloomのものは「中性能低価格」といった印象を受けました。
↓ご存知の方も多いと思いますが、NatureHikeも筆者おすすめの中国製のギアを展開するブランドの1つです。
soomloomのテントはNatureHikeのものとかなり似ているのですが、NatureHikeのテントよりも、
若干ですが性能が下がっているものもあって、その分価格もかなり安くなっています。
テント以外にも7千円ほどのコスパが良すぎるダウンの寝袋やピコグリルにかなり似た焚火台(現在は販売停止中)などは見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
それではsoomloomの格安キャンプ用品を見ていきましょう!
soomloomのテーブル
アルミローテーブル
重量 |
900g |
収納サイズ |
長さ40×12×6cm |
展開サイズ |
40×35×高さ30cm |
耐荷重 |
約30kg |
材質 |
アルミ合金 |
Amazonカスタマーレビュー:☆4.4(レビュー数:466 時点)
ソロ用の折りたたみ式のローテーブルでバイクや自転車への積載や徒歩キャンプでも持っていけるくらいの収納サイズです。
複数人でのキャンプでも、金属製なので自分用の焚火のお供のテーブルとして使ったり、食事中にちょっとしたものを置くのにも便利なのでおすすめです。
お値段も千円台と、入門者でも、ちょっとしたテーブルが欲しい方でもすぐに手に入れやすいのも嬉しい点です。筆者も同じようなローテーブルを使用していて、見ての通りソロで使うとローチェアとの相性がかなり良いです↓
欠点があるとすれば、重量が900gあるので荷物をできるだけ軽量化するときに持っていくのをためらってしまうところですかね。
ですが、その分耐荷重があるので、鍋などの重いものを置いても安定感がありますし、筆者は普通に自転車キャンプでも持って行ってます。
アルミミニテーブル
重量 |
450g |
収納サイズ |
39×15×3cm |
展開サイズ |
35×25×高さ10.5cm |
耐荷重 |
約10kg |
材質 |
アルミ |
Amazonカスタマーレビュー:☆4.2(レビュー数:110 時点)
先ほどの900gのアルミローテーブルよりもっと軽量で、登山などにも持って行きたい方におすすめなのが、この450gのテーブルです。
テーブルのサイズや耐荷重、重量は、SOTOのフィールドホッパーとCAPTAIN STAGのアルミロールテーブルの中間ぐらいでしょうか。
サイズもソロだとちょうどいい感じです。天板の金属がしっかりしているため、耐荷重も約10kgと安定感もあります。
価格は1,200円ほどと、かなり安いのですが、カラーが赤しかないのは1つ気になる点です。カラーが気に入らない方は、自分で塗装してしまったり、Amazonで似たような軽くて安いテーブルを探してみるのも良さそうです。
↓soomloom以外ならこちらのミニテーブルもおすすめ!
ローチェア
重量 |
900g |
収納サイズ |
長さ35×12×12cm |
展開サイズ |
幅56×奥行50×高さ65cm |
フレーム素材 |
A7075超々ジュラルミン |
座面生地 |
420Dナイロン |
Amazonカスタマーレビュー:☆4.3(レビュー数:132 時点)
有名メーカーのヘリノックスのチェアに似たような感じのローチェアです。
本家のものと比べて、チェアの足に地面への沈み込み防止の部品がついていたり、ペットボトル、スマートフォンや文庫本をさっと入れておけそうなポケットが着いていたりと様々な工夫が見られます。
キャンプ中の読書での使い勝手や座り心地も良さそうです。
カラーバリエーションが2種類と少ないのが気になりますが、価格も2,400円ほどと他のこのタイプの椅子より比較的安いのと、随所に本家(ヘリノックス)の椅子には見られない工夫が多いのがsoomloomの椅子のおすすめポイントです。
こういったタイプの椅子を椅子を探している方には、soomloomの他にlinkaxさんのものも、筆者的にはカラーバリエーションや人気があってすごくおすすめです。
↓linkaxの椅子もカラーバリエーションや人気があっておすすめ!
soomloomのダウン
通常、冬用のダウンの寝袋と言ったら1万円以上するような高額なものが多いと思われる方も多いかもしれませんが、最近の中国製のダウンの寝袋は1万円を切るようなものも結構あります。
冬場は特に寝袋の性能は、キャンプで快適に過ごせるかどうかにおいて、かなり大切なところなので、しっかり確認しておきたいところですよね。
そして、中でもsoomloomのダウンシュラフのコスパがかなり良いんです。
ダウンの量は400g、600g、800g、1,000g、1,200g、1,500gの中から選ぶことができます。
しかも圧縮可能で、結構かさを減らせるので、荷物を減らしたいツーリングキャンプや登山でも、モンベルやナンガの寝袋のような、登山用ダウン同様に持っていくことができます。
キャンプ地に着いてすぐに広げておくとダウンが圧縮されて縮んでいた状態からフカフカな状態に戻ります。
使用温度は表示のものよりずれているとの声もあるので、大体+5〜10℃ほど多めにみてくと良いでしょう。重量は羽毛量+500gほどとなっています。
羽毛量 |
400g |
600g |
800g |
1,000g |
1,200g |
1,500g |
重量 |
900g |
1,100g |
1,300g |
1,500g |
1,700g |
2,000g |
収納サイズ |
φ18×21cm |
φ20×23cm |
φ22×25cm |
φ24×27cm |
φ26×29cm |
φ28×31cm |
使用温度 |
5〜20℃ |
0〜15℃ |
-5〜10℃ |
-10〜5℃ |
-15〜0℃ |
-20〜-5℃ |
最低温度 |
0℃ |
-5℃ |
-10℃ |
-15℃ |
-20℃ |
-25℃ |
内臓ダウン |
650FP |
650FP |
650FP |
650FP |
650FP |
650FP |
ただ、1つ欠点がありまして、寝袋から獣臭がすることがあるそうです。それも製品によってかなり差があるようで、開封してみるまでわからないようです。
ダウンシュラフは初めて買いましたが、安さの割にコンパクトで色合いも安っぽくなくて良いです。
800gを購入。今見たら1000gと1200gも追加されておりましたね。
何より安いダウンシュラフで一番の懸念点であった獣臭がまったくありませんでした。買ったその日から使えました。一度室内(朝方で8℃)で使ったレベルでは問題なし。あとはこれからキャンプなどで使ってみて耐寒性、耐久性で判断しますが、問題なければ時期に合わせて別のダウン量のシュラフも買いたいと思います。
Amazonのレビュー欄を見ても、少ししたら匂いがなくなったもの、匂いがなかなか消えないものなど様々です。
その人の感じ方の差ではなく、かなり製品側にに当たりはずれがあるようです。Amazonレビューの評価は☆3.9(レビュー数:389 時点)とそこそこ高めですが、割とはずれを引いた人もいるみたいです。
作りや品質、膨らみ方などはとてもよいと思います。
しかし、獣臭が(というか血なまぐさいというか)すごく耐えられませんでした。
血なまぐささを経験したことがある方は、まず使用は無理なのではないかと思います。
犬の臭いという認識で気にならずに我慢できるという方は、コストパフォーマンスを考えるといい製品になるのかもしれません。
獣臭の可能性を考慮したとしても、6,000円から9,000円ほどでダウンの寝袋を購入できるのは本当にコスパが良すぎとの意見がレビュー欄では多かった印象です。
はずれを引いてしまい、臭いに耐られなかったら返品することも可能です。
冬場にキャンプをしたいと考えている方はナンガやモンベル などの国産の寝袋と一緒にこの寝袋もしっかり比較してから、購入を検討してみてはいかがでしょうか?
チタンペグ
重量8本 |
320g |
重量(1本当たり) |
40g |
サイズ |
φ7×200mm |
材質 |
チタン合金 |
Amazonカスタマーレビュー:☆4.5(レビュー数:275 時点)
8本入りで3,000円ほどのチタンペグ。長さは20cmで、チタンペグなのでもちろんスチールのペグより軽量で頑丈です。
ガイドロープ付きで無くしにくく、撤収時に簡単に引っ張れるのもこのsoomloomのチタンペグの良いところです。
テントを買ったときの付属のペグは地面にしっかり刺さりにくいものが多いので、河原や土壌が堅いところでキャンプやタープを立てる場合、チタンペグなどの頑丈で長いペグを持っておくと良さそうです。
軽量で持っていきやすく、テント設営のペグを打つときのストレスがかなり減るのでおすすめです。
soomloomのテントを紹介!
どれもNatureHikeのテントとかなり似た見た目をしています。元々soomloomはNaturehikeの販売代理店のような時期があったので、おそらくOEM系とかそんな感じの製品でしょう。
Amazonなどの販売サイトの日本語がおかしいのが少し気になりますが、返品や交換対応は日本の埼玉県さいたま市の代理店が行っていて、レビュー欄を見ると結構しっかりしている様子が分かります。
soomloom 景山
景山 |
|
重量 |
1,700g |
収納サイズ |
長さ40×12×12cm |
展開サイズ |
275×150×高さ115cm |
(インナー) |
210×125×高さ105cm |
耐水圧 |
2000mm |
生地 |
210Tポリエステル |
人数 |
1、2人用 |
Amazonカスタマーレビュー:☆4.3(レビュー数:67 時点)
どうやらsoomloomのテントの名前は「景山」や「広域」など漢字のものが多いみたいですね。どうやらこのテントの名前の「景山」は「ケイヤマ」と読むみたいです。
↑テントの形状はNaturehikenのCloud UP 2とほとんど同じです。↑
テントの主な違いは、テントの側面に書いてあるロゴと耐水圧ぐらいで、重量や収納サイズ、展開サイズはほとんど変わりません。価格も9,000円ほどとかなり手に入れやすくなっています。もちろんグラウンドシートなどの付属品もNatureHike同様についてきます。
テントは2人用と公式には表記されていましたが前室が小さく、実際は大人2人でテントに入ると結構窮屈で、1人で広々と中にリュックサックなどを置いて使うのがおすすめです。
前室は靴とリュックサックを置くスペースしかない感じです。テントでの居住性は他のテントに比べて劣ってしまいます。
その分軽量で、設営も吊り下げ式で他の格安テントと比べて結構楽なので、テントを立てる前に体が疲れてしまうような、軽登山やツーリングでの使用がおすすめです。
標高2,000mを超えるような登山で使用するには、重量や耐風性が少し気になります。
軽登山やツーリングでは、テントで過ごす時間がそこまで長くないことも多く、時間がない場合もあるので、テントの居住性より、持ち運びやすさや設営の早さを重視して選ぶのがおすすめです。
soomloom 広域2
広域2 |
|
重量 |
3,635g |
収納サイズ |
長さ46×16×16cm |
展開サイズ |
330×165×高さ122cm |
(インナー) |
200×165cm |
耐水圧 |
3000mm |
生地 |
210Tポリエステル |
人数 |
2人用 |
Amazonカスタマーレビュー:☆4.3(レビュー数66 時点)
テントのサイズがNaturehike Hiby3より大きく、Hiby4よりも少し小さくなっています。重量や収納サイズもHiby3とHiby4の中間サイズといった感じです。
soomloom 広域2は先ほど紹介した景山と比べて、前室は広くて荷物も全て前室に置けそうなので、複数人での使用もおすすめのテントです。
魚座型と呼ばれるテントで、フレームワークによってテントの壁の角度が急になっていて、前室や寝室で、デッドスペースがとても少なくなっています。
テントの端っこまで荷物が置けるので、前室の使い勝手はかなり良いと言えます。
前室もソロならば椅子やテーブルを広げて本を読むことが可能なくらいのスペースがあります。
椅子やテーブルも折りたためば複数人の荷物でも余裕で入り切りそうです。前室のドアを開放してちょっとした調理もできそうです。
重量は4kg近くあるので、バイクツーリングなら積載できますが、自転車や徒歩キャンパーだと少し厳しい重量となっています。
使用人数は2人用と表記されていますが、2、3人用とされているHiby3よりもテントのサイズが大きいため3人での登山やツーリングでの使用もおすすめです。もちろんカップルや親子での使用にもちょうど良いサイズで使いやすく、おすすめですよ。
↓NatureHikeのHiby3、4はこちら↓
soomloomの格安キャンプ用品まとめ
今回は中国のアウトドアブランド、soomloomの格安キャンプ用品と、soomloomについてまとめてみました。
最近だとアウトドア用品は、店舗ではなくAmazonなどのネットショッピングで買う人が多数派だと聞きます。
実際に筆者も百均の小物のキャンプ用品以外は、ほとんど全てAmazonなどのネットショップで手に入れています。
安くて使い勝手の良いものもたくさん増えていますが、実際に見たり使ってみることができないのが難点です。
ただ安いから買ってみる、のではなく、レビューなどを見つつ、じっくりと自分にあったキャンプ用品を選ぶのが良いと思いました。
今回紹介した主な商品
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